TOKYO 24

薬が処方されなくなって、4ヶ月
通院をやめてから、2ヶ月近くがたった。

毎日、生きてるだけでしんどいと思うのは、病気のせいなのか、私の心が弱いからなのか…
みんなそうなの？
わたしだけなの？

4月から環境がまたガラリと変わる。
不安だ。
今の私の生活を支えるものは、収入と家族だけだから、仕事がうまくいかなくなったらいよいよ生きていけないんじゃないかって、心配でしょうがない…。

彼氏とのことは、もう考えたくない。
なるようになるだろうし、もう期待を込めることも、決断をすることさえも、億劫で。
私には、今なにも行動する権利がないように感じる。
いっそのこと、別れてしまえたらいいのかもしれない。
その先に信じられないような冷たい毎日が待ってるとして、耐えられる自信なんてないのだけれど。

今の願いはひとつ。
仕事がうまくいくといいな。
売れるといいな。

ほんとうにそれだけかも。な。

恋かもしれないと通り過ぎた2ヶ月は、掃除や衣替えの前の停滞期にあらわれた、一見理想的な虚像みたいな人間に、なんとなく心惹かれた気がしただけだったのかもしれないと、なかば、諦めている。
本当は、理想だったのか、運命だったのか、通り過ぎていく人だったのか、友達だったのかさえ、まだ分からないことが、多少心の中でもやもやしているけれど、
ぬるま湯のうちに、いつの間にか消えたらいい。
どうせ、もう将来なんて期待していない。
私の人生はもうおわったのだ。